オリジナルフィギュアを制作するには?方法・費用相場・依頼先の選び方を徹底解説
- 3月20日
- 読了時間: 13分

「自分だけのオリジナルフィギュアを作りたいけれど、何から始めればいいのかわからない」。そんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。
制作方法は業者への依頼から3Dプリンターを使った自作まで幅広く、費用相場も数千円から数十万円と大きな開きがあります。さらに近年は3Dスキャンやフルカラー3Dプリントの技術が進化し、自分自
身の姿をリアルに再現するフィギュアも注目を集めるようになりました。
そこで本記事では制作方法の種類や費用相場、依頼先の選び方から活用シーンまでを網羅的に解説。初めての方でも迷わず最適な方法を選べるようまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
オリジナルフィギュアとは?制作が注目される理由
オリジナルフィギュアとは既製品にはない独自のデザインで作られた立体造形物のことです。アニメキャラクターの立体化だけでなく、人物の姿を再現したフィギュアや企業マスコットなど用途は多岐にわたります。まずはオリジナルフィギュアの種類と需要が高まっている背景を確認しましょう。
オリジナルフィギュアの定義と種類
オリジナルフィギュアは大きく分けると3つの種類に分類できます。目的や用途によって最適なタイプが異なるため、自分がどれに当てはまるかを最初に整理することが大切です。
キャラクターフィギュア(アニメ・ゲーム・オリジナルキャラなど)
1つ目はアニメやゲームのキャラクターを立体化するタイプです。市販品にはないポーズや表情を再現したい場合に制作されることが多く、自分で考案したオリジナルキャラクターを形にするケースも該当します。
人物フィギュア(似顔絵フィギュア・3Dスキャンフィギュアなど)
2つ目は実在する人物の姿を再現するタイプです。写真をもとに手作業で造形する似顔絵フィギュアのほか、3Dスキャン技術を用いて本人の姿を360度リアルに再現するフィギュアが人気を集めています。結婚式や誕生日の記念品としても注目されており、プレゼント需要が高いことも特徴でしょう。
ペットフィギュア・ミニチュア・企業マスコットなど
最後がペットの姿を残すフィギュアや企業キャラクターの立体化です。愛犬や愛猫をモチーフにしたメモリアルフィギュアはSNSでの話題を集めています。企業向けにはノベルティや店頭ディスプレイ用のマスコットフィギュアの制作需要も見られます。
今オリジナルフィギュアの需要が高まっている背景
オリジナルフィギュア制作の人気を集めている理由はいくつかあります。まず家庭用3Dプリンターの価格が下がり、個人でも高精度な造形が可能になった点が挙げられるでしょう。ZBrushやBlenderといった3DCGソフトの普及により、モデリングのハードルも低下しました。
さらにAI技術や3Dスキャンの進化も要因のひとつです。スタジオで数分間スキャンするだけで本人そっくりの3Dデータが作成できるサービスも登場。写真1枚からデフォルメフィギュアを作れるプランもあり、従来よりも手軽にオーダーメイドフィギュアを手に入れられる環境が整っています。
オリジナルフィギュアを作る3つの方法

オリジナルフィギュアの制作方法は大きく3つに分かれます。それぞれメリットとデメリットがあるため、予算や求めるクオリティに合わせて選ぶことが重要です。ここでは各方法の特徴を詳しく見ていきましょう。
専門の制作会社・業者に依頼する
最も確実に高品質なフィギュアを手に入れる方法は専門業者への依頼です。プロの原型師やモデラーがデザインから造形、塗装まで一貫して対応してくれるため、完成度にこだわりたい方に適しています。
業者依頼のメリット・デメリット
業者に依頼する最大のメリットはクオリティの高さにあります。造形バランスや彩色の精度はプロならではの仕上がりが期待できるでしょう。量産にも対応しているため、イベント配布や商品化を検討している場合にも向いています。
デメリットは費用が高くなりやすいことです。1体あたり数万円から数十万円かかるケースもあり、納期も2週間から2か月ほど見込む必要があります。
3Dプリンター×3DCGソフトで自作する
近年は個人でもフィギュアを自作できる環境が整ってきました。3DCGソフトでモデリングしたデータを3Dプリンターで出力し、塗装して仕上げるという方法です。
自作に必要なもの(ソフト・機材・素材)
自作に必要な要素は大きく3つでしょう。3Dデータを作成するためのモデリングソフト、データを立体物として出力する3Dプリンター、そして塗装用の塗料や工具が必要です。光造形方式のプリンターを選べば細部の再現性が高く、フィギュア制作に適した仕上がりが得られるでしょう。
おすすめの3DCGソフト(Blender・ZBrushなど)
フィギュア制作で定番のソフトはBlenderとZBrushの2つです。Blenderは無料で利用でき機能も豊富なため、初心者が最初に触れるソフトとして人気があります。ZBrushはデジタル粘土をこねるような直感的な操作感が特徴で、有機的な造形ができる点が強みです。
自作のメリット・デメリット
自作の最大のメリットはコストを抑えられる点です。3Dプリンター本体は数万円台から購入でき、レジンなどの消耗品も1本あたり数千円程度で済みます。デザインの自由度が高く、何度でも試行錯誤できることも魅力でしょう。
反面、モデリングや塗装には一定の学習時間が必要になります。思い通りの仕上がりに到達するまでにはトライアンドエラーを重ねる覚悟が求められるため、時間に余裕がない方には不向きかもしれません。
3Dスキャンで「今の姿」をそのままフィギュアにする
3つ目は3Dスキャン技術を活用して実在の人物やペットをそのままフィギュアにする方法です。上記2つの方法とは異なり、デザインやモデリングの工程を必要としない点が大きな特徴といえます。
3Dスキャンフィギュアの特徴と魅力
3Dスキャンフィギュアは対象を複数のカメラやセンサーで読み取り、取得した3Dデータをもとにフルカラー3Dプリンターで出力します。360度どの角度から見てもリアルな再現が可能であり、写真や映像では残せない立体的な存在感が魅力です。記念品やプレゼントとしての価値が高く、結婚式やお祝い事の新しいギフトとして支持を集めています。
スタジオ撮影型と写真送付型の違い
3Dスキャンフィギュアのサービスにはスタジオで撮影する「スタジオ撮影型」と、写真を送るだけで制作できる「写真送付型」の2種類があります。スタジオ撮影型は全身を高精度にスキャンできるため再現度が非常に高いのが特徴です。写真送付型は来店不要で手軽に利用でき、デフォルメ表現を活かした仕上がりが楽しめるでしょう。
オリジナルフィギュア制作の費用相場

オリジナルフィギュアを作る際に最も気になるのが費用ではないでしょうか。制作方法やサイズ、素材によって価格は大きく変動します。ここでは方法別の相場と費用を左右する要素について整理していきます。
制作方法別の費用目安
まずは制作方法ごとの費用感を把握しておきましょう。目的と予算のバランスを見ながら最適な手段を選ぶことが大切です。
業者依頼の場合(サイズ別・素材別の相場)
専門業者に依頼する場合、10cmサイズの人物フィギュアで約4万円から、15cm前後で5万円台が目安です。35cmクラスの大型になると20万円ほどかかることもあります。キャラクターフィギュアは造形が複雑になりやすいため、同サイズでも人物タイプより割高になる傾向があるでしょう。素材はレジンやPVC、FRPなど選択肢が豊富で、それぞれ強度や質感が異なります。
自作の場合(初期投資・ランニングコスト)
自作の場合、光造形方式の3Dプリンター本体が3万円から10万円程度、レジンが1本あたり2000円から5000円程度です。モデリングソフトはBlenderなら無料で利用できます。塗料や工具まで含めると初期投資は5万円から15万円ほどになりますが、繰り返し使えるため長期的にはコストパフォーマンスに優れた選択肢でしょう。
3Dスキャンフィギュアの場合
3Dスキャンフィギュアの費用はサービスによって幅がありますが、デフォルメ版であれば5000円前後から利用できるプランも存在します。リアル再現タイプのフルカラーフィギュアは8000円から3万円程度が一般的な価格帯でしょう。業者依頼や自作と比較して手軽な価格設定が多いため、初めてオリジナルフィギュアを作る方にもおすすめできる方法です。
費用を左右する要素(サイズ・彩色・複雑さ・ロット数)
オリジナルフィギュアの価格を大きく左右する要素は4つあります。サイズが大きくなるほど材料費と作業工数が増えるため費用は上がります。彩色の有無も重要で、フルカラー塗装は無塗装に比べて数万円単位の差が生じることがあるでしょう。造形の複雑さやロット数も価格に直結するため、事前に見積もりで確認しておくことをおすすめします。
オリジナルフィギュアの人気用途・活用シーン
オリジナルフィギュアはコレクション目的だけでなく、さまざまなシーンで活用されています。具体的な用途を知ることで自分に合った制作プランのイメージが湧きやすくなるでしょう。
結婚式・ウェディングの記念に
新郎新婦の姿をそのままフィギュアにするウェディングフィギュアは人気の高い用途です。ウェルカムドールとして受付に飾ったり、ケーキトッパーとして使用したりと演出の幅が広がります。式の後もインテリアとして飾れるため、多くのカップルに選ばれているアイテムです。
誕生日・還暦・記念日のプレゼントに
大切な人への贈り物としてもオリジナルフィギュアは最適です。世界にひとつだけのプレゼントとして感動を届けられるため、サプライズ演出との相性も抜群でしょう。還暦や退職のお祝いにその人の姿をフィギュアにして贈るケースも増えています。
卒業式・成人式・七五三の記念に
人生の節目となるイベントの記念品としての需要もあります。写真だけでは伝えきれない当時の雰囲気を立体で残せる点が支持される理由でしょう。成長記録としてお子様のフィギュアを年ごとに制作するご家庭もあるようです。
ペットの思い出を形に残す
ペットフィギュアは愛犬や愛猫の姿をいつまでも手元に残せるメモリアルアイテムとして注目を集めています。写真をもとにリアルな毛並みや表情を再現したフィギュアは唯一無二の宝物になるでしょう。
企業ノベルティ・イベントグッズとして
法人向けの活用も広がっています。自社キャラクターをフィギュア化しノベルティとして配布したり、展示会ディスプレイに活用したりする事例が代表的です。
制作会社・サービスを選ぶときのチェックポイント

オリジナルフィギュアの仕上がりは依頼先の選び方で大きく左右されます。満足のいく結果を得るためにチェックしておきたいポイントを紹介します。
制作実績・過去の事例を確認する
最も信頼できる判断材料は過去の制作実績です。公式サイトやSNSに掲載されている事例を確認し、自分が求めるテイストと合致するかをチェックしましょう。
対応素材・制作方法の幅をチェックする
レジンやPVC、FRPなど使用できる素材のバリエーションが広い業者は柔軟な提案が期待できます。3Dプリントだけでなく手原型にも対応しているかなど、制作手法の選択肢が多いほど理想の仕上がりに近づけるでしょう。
料金体系の明瞭さと見積もりの取りやすさ
価格が不透明な業者はトラブルのもとになりかねません。サイズ別・工程別の料金表が公開されているか、見積もりが無料で取得できるかをあらかじめ確認しておくと安心です。
口コミ・レビューを確認
実際の利用者の声は貴重な判断材料です。GoogleレビューやSNSでの評価のほか、クラウドソーシングサイトでの受注実績なども参考にするとよいでしょう。極端に評価が偏っている場合は注意が必要かもしれません。
オリジナルフィギュア制作の流れ
ここではオリジナルフィギュアを業者に依頼する場合の具体的な流れを5つのステップに分けて解説します。初めて依頼する方もこの手順を知っておけばスムーズに進められるでしょう。
イメージ・デザインを固める
最初に行うべきはフィギュアの完成イメージを明確にすることです。オリジナルキャラクターの場合はイラストや設定資料を準備しましょう。人物フィギュアであれば正面・側面・背面の写真があると制作側に意図が伝わりやすくなります。
依頼先を選び見積もりを取る
イメージが固まったら制作会社に問い合わせます。複数社に相見積もりを依頼し、料金だけでなく納期や対応範囲も含めて比較検討することが大切です。問い合わせ時にイメージ画像を添付すると正確な見積もりが出やすくなるでしょう。
打ち合わせ・データ作成・撮影
依頼先が決まったら詳細な打ち合わせに入ります。3Dスキャンの場合はスタジオでの撮影がこのステップに該当します。3DCGモデリングの場合はデザインデータの作成と確認を繰り返しながら完成形に近づけていく工程です。
造形・彩色・仕上げ
打ち合わせの内容をもとに造形作業が進められます。3Dプリント後の表面処理や彩色はフィギュアの品質を左右する重要な工程です。途中経過の確認ができる業者であれば安心して任せやすいでしょう。
確認・納品・受け取り
完成品の最終確認を行い、問題がなければ納品となります。修正が必要な場合は対応回数や追加費用について事前に取り決めておくとトラブルを避けられます。受け取り後はフィギュアの保管方法にも気を配り、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。
オリジナルフィギュア制作でよくある失敗と注意点
せっかく費用と時間をかけて制作するのですから、失敗は避けたいものです。ここではよくあるトラブルとその対策をまとめます。
イメージと仕上がりのギャップを防ぐには
完成品がイメージと異なるというケースは珍しくありません。対策として依頼前にできるだけ詳細な資料を用意することが重要です。正面だけでなく複数アングルの写真やカラーイメージを共有すれば、認識のズレを最小限に抑えられるでしょう。制作途中で確認工程を設けてもらうことも有効な手段です。
素材選びで後悔しないために知っておくこと
素材によって耐久性や質感は大きく異なります。レジンは細部の再現性に優れますが衝撃に弱い側面があるでしょう。PVCは柔軟性があり量産向きですが経年で変色することがあります。用途に合った素材を制作会社と相談して決めることをおすすめします。
著作権・版権に関する注意点
既存のアニメやゲームのキャラクターをフィギュア化する場合は著作権の問題が生じます。トラブルを避けるために事前に法的な確認をしておきましょう。
オリジナルフィギュアで大切な瞬間をカタチに残そう
オリジナルフィギュアの制作方法は業者依頼、3Dプリンターでの自作、3Dスキャンフィギュアの3種類があります。費用相場は数千円から数十万円まで幅広く、サイズや素材、彩色の有無によって大きく変動することがおわかりいただけたでしょう。
制作会社を選ぶ際は実績や料金の明瞭さ、納期やアフターサポートの4点を重視して比較検討してください。イメージと仕上がりのギャップを防ぐために詳細な資料を準備し、制作途中の確認工程を設けてもらうことも大切です。
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